株主優待

ビックカメラの株価分析。長期保有で年間5,000円の優待も貰える

株主優待・配当金を実施している銘柄は2つの楽しみが同時に味わえるので良いですよね?

理論上では株主優待の分、配当金を増額してもらって再投資する方が資産運用としてはベストなのかもしれません。

そう考えると高配当株ばかりに人気が集まりそうなものですが、株主優待も人気は高い。
かく言う私も株主優待は大好きなのです。

株主優待を貰う嬉しさはお金に変えられないものなのかもしれません。

今回ご紹介するビックカメラは配当金・株主優待の両方を実施しています。

全国で展開するビックカメラの優待は使い勝手がよく人気が高い。
そして長期保有でお得になる持ってて楽しい銘柄です。

ビックカメラの優待を紹介

ビックカメラの9/14日現在の株価は1,122円です。
この株価を前提として利回りを計算していきます。

株主優待の内容
  • 権利確定月 2月&8月
  • 優待内容 お買物券(1枚:1,000円)
  • 8月のみ長期保有制度あり

ビックカメラは2月と8月に株主優待を実施。
さらに8月には長期保有でお得になる制度もあります。

優待のお買物券は全国で展開するビックカメラソフマップコジマなどで使用が可能です。

近くにビックカメラの店舗が無いという方でもネット通販で使用可能です。
楽天ビック(楽天市場店)、ソフマップ楽天市場店など。

ではまず2月優待から順に見ていきます。

2月の株主優待内容

保有株数 優待内容
100株~ 2枚(2,000円)
500株~ 3枚(3,000円)
1,000株~ 5枚(5,000円)
10,000株~ 25枚(25,000円)
2月には長期保有制度がありませんのでご注意ください。

 

8月の株主優待内容

保有株数 優待内容
100株~ 1枚(1,000円)
500株~ 2枚(2,000円)
1,000株~ 5枚(5,000円)
10,000株~ 25枚(25,000円)

2月は100株で2枚でしたが、8月は1枚しかもらえません。
しかし、長期保有の場合さらに追加でもらえることになります。

 

(長期保有制度)

保有年数 追加枚数
1年以上2年未満 1枚(1,000円)
2年以上 2枚(2,000円)

 

100株の場合、1年以上保有すると8月は2枚。2年以上保有すると3枚貰えることになります。

優待利回り

2月は2枚貰えるので年間で最大5枚(5,000円分)貰えることになります。(100株の場合)

現在株価:1,122円で優待利回りを計算してみましょう。

優待利回り(100株)
  • 1年未満・・・2.67%
  • 1年以上・・・3.57%
  • 2年以上・・・4.46%

1年未満の保有ではそれほど魅力に感じませんが、1年以上で3%を超え、2年以上の保有にもなると4%を超えています。

使い勝手も良いので長期保有なら魅力を感じますね!

 

ビックカメラの配当金

ビックカメラは1株当たり20円の配当金を出しています。配当利回りは

1株配20円÷株価1,122円=1.8%

優待も実施しながら1.8%の配当は魅力的です。

配当金推移

あくまで優待株として私は見ていますが、配当金の減配をしてしまうと株価には大打撃となってしまいます。

そのため、優待株でも配当の推移を確認し過去に減配歴がないかチェックはしておくべきでしょう。

決算期 1株配当 増配率
2006.8 5円
2007 7.5円 50%
2008 10円 33%
2009 10円
2010 10円
2011 10円
2012 10円
2013 10円
2014 10円
2015 10円
2016 12円 20%
2017 12円
2018 20円 66%
2019 20円

 

  • リーマンショック前から一度も減配なし
  • 増配回数は多くないが増配率は高い
  • 近年は増配傾向が強い

データが確認できた2006年から一度も減配はありません。

リーマンショックすら現状維持で乗り越えた配当歴は投資家に安心を与えてくれます。

また、増配回数自体は多くありませんがビックカメラは数年に一度、大きく増配する方針を採っているようですね。

  • 2006→2007年 50%増配
  • 2007→2008年 33%増配
  • 2015→2016年 20%増配
  • 2017→2018年 66%増配

2015年から増配ペースが上がっていることも魅力的です。

配当性向を確認

  • 2008年は赤字で算出不能
  • 2012、2013年は一時的な業績悪化
  • 2014年からは20%前後で推移

配当性向にはまだまだ余裕がありそうです。

一時的な業績の乱れはありましたが、近年は落ち着いていますし配当性向20%前後は増配余力もあります。

過度な増配期待はすべきではありませんが、少なくとも現状維持は充分に可能な配当性向なので減配の心配は必要ないでしょう。(個人的な意見です)

 

リスクについて

ビックカメラの株主還元は大変優秀です。

  • 優待利回り最大4.46%
  • 配当利回り1.8%
  • 配当性向20%台でまだまだ余裕あり

しかし、優待利回りや配当利回りがこれほど高いことは株価が割安で放置されていることを意味します。

ビックカメラは以下2つのリスクを抱えているため、割安で放置されていると考えています。

  1. 今期の業績(利益面)
  2. 中国ECの規制強化

①今期の業績(利益面)

ビックカメラIR情報より

 

赤枠で囲ったところに注目です。

上の赤枠は第3四半期時点の業績、下の赤枠は通期の業績予想です。

例えば営業利益で見ると、第3四半期までの累計で18,004百万円(▲16.2%)なのに通期の予想は28,800万円(+6.4%)の据え置きとなっています。

 

当然ですが恐らく市場は下方修正を見込んでいるのでしょう。

②中国ECの規制強化

2019年1月から中国で電子商取引法が施行されました。

これにより、個人でも電子商取引業者の登録が必要となりました。

家電業界での大きな需要は引っ越しシーズンが真っ先に思い浮かびますが、もう一つあります。中国の爆買いです。

規制の強化により転売目的の爆買いが減るのではないかと懸念されています。

 

これら2つのリスクでビックカメラの株価は割安で放置されているのでしょう。

どこまでリスクを許容できるかですが、利回りを考えると迷うところです。

 

まとめ

SBI証券-ビックカメラ株価チャートより
  1. 今期の業績(利益面)
  2. 中国ECの規制強化

この2つのリスクを考慮してか、ビックカメラの株価下落が止まりません。

2018年7月から下降トレンドが現在も継続中です。

業績の悪化をどこまで織り込んでいるかは不明ですが、焦って購入するような銘柄ではないはずです。

ただしビックカメラには充実した株主還元がありました。

  • 優待利回り最大4.46%
  • 配当利回り1.8%
  • 配当性向20%台でまだまだ余裕あり

長期保有で4%以上にもなる株主優待を実施しており、かつ増配余力もある銘柄はそう多くありません。

優待も配当もほしい欲張りな投資家さんは購入を検討する価値があるかもしれませんね!