投資哲学

株式投資で増資は避けられるのか?増資企業の特徴4つ

こんにちは、ゆうたそです。

株式投資家にとって天敵となる増資。株式投資をしている以上、みなさんも一度は投資先が増資を発表してしまったことがあるのではないでしょうか?

私は株式投資を始めて5年目になりますのでそれなりに食らっています(笑)

今回は、数々の増資を被弾している私が増資をする企業の特徴を4つ教えましょう。もちろんこれさえ分かっていれば安全!というわけではありませんが、リスクは一気に縮まるはずです!

①設備維持費用が大きい

②会社予想が大幅成長を見込んでいる

③キャッシュが減少している

④過去に増資の経歴あり

他にもあるはずですが、ほとんどの増資企業はこのどれかまたは複数に該当しているのです。詳しく説明していきますね。

設備維持費用が大きい

まず1つ目は設備維持費用の大きさです。

設備維持に関しては業績に関係なくある程度は必要となってくるため、業績が悪くなったら抑えよう。などと簡単にできるものではありません。

業績が良い間は大丈夫かもしれませんが、業績が悪化してくると真っ先に増資するのは設備維持費用の大きい企業です。

基本的には業種で分かる

設備維持費用が大きいかどうかは企業の財務諸表を見れば分かるのですが、株式投資をはじめたばかりの方だと分からないですよね?

分からない時は業種である程度の判断が可能です。例えば以下のような業種が当てはまります。

  • 製造業
  • 鉄道業
  • 空輸業
  • 海運業

これらの業種は業績が悪化すると増資の危険性が高いため、充分に注意を払う必要があるでしょう。

財務諸表が読めるようになると、どの程度まで耐えることができるかが分かりますが、分からない間は業績の悪化が見込まれるなら早めに逃げることをおすすめします。

意外と見落としがちな飲食業

飲食業も設備投資にはそれなりの資金を必要とします。ただ、先ほどの例と違ってすぐにお店を閉じることができるので、業績が悪化しての増資はあまり見られません。

注意すべきは店舗を大幅に増加させようとしている時!
お店を一気に増加させるためには多額の資金を必要とします。

次の章でもお話ししますが、成長しているから大丈夫とは限らないのが株式投資の難しさです。

会社予想が大幅成長を見込んでいる企業に要注意!

株式投資の手法として成長している企業に投資をする。これは間違いではありません。しかし、成長している企業ですら増資を発表して株価が下落することはよくある話です。

一体何に投資すれば良いのか分からなくなっちゃいますよね(笑)

ポイントは拡大ペース

私は何も成長企業のすべてが危ないと言っているわけではありません。見るべきポイントは拡大ペースです。

例えばここ数年、年率10%ずつ成長している企業があるとしましょう。充分な成長ペースですが、今期は20%の成長を見込んでいるといった発表があるとします。

典型的な増資パターンです。急成長を遂げる裏には必ず何かがあるはず。大体の場合は新製品の開発であったり、設備増大であったりする可能性が高いのですが何にせよ増資の危険性はあります。

急成長に増資は付き物だからキャッシュがどれだけあるから必ずチェック!

キャッシュの減少に要注意!

企業活動を行うためには必ずキャッシュが必要になります。株式市場には様々な業種の企業が上場していますが、その点はどの企業も同じですよね。

キャッシュが増えているかどうかはキャッシュフロー計算書または貸借対照表で分かるのですが、今回はキャッシュフロー計算書で見ていきましょう。

キャッシュフロー計算書のポイントは2つです!

  • 期末時点の現預金同等物
  • 営業キャッシュフロー

この2点を最低限抑えてください。

期末時点の現金同等物

以下はソフトバンク㈱の2019年3月期決算のキャッシュフローです。

2か所をマーカーで塗りました。この数字が2018年3月(左)と2019年3月(右)の現預金量を表しています。

ソフトバンク㈱の場合は「現金及び現金同等物の期末残高」と記載されているけど、会社によって書かれ方は少し違うよ。

2018年3月では121,043百万円。2019年3月は357,971百万円あるようです。ソフトバンクの場合は増えているようですね。

この数字が減っているようだと少し注意すべきです!
過去のキャッシュフローをみて数年間連続で減少しているようなら要注意してくださいね。

営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローとは本業でどれだけのキャッシュ(お金)を獲得したかを表しています。

先ほどの写真と同じものなのですが、次は一番上の「営業活動によるキャッシュフロー」を注目してください。

ソフトバンクの場合は順調に増えていることが分かります。

営業キャッシュフローが減少しているということは、稼ぐ力が衰えていることを意味しますから注意してください。

多少の減少なら心配はいりませんが、あまりにも営業キャッシュフローが減少しているようだと、いつ増資が発表されてもおかしくありません。

特に最初に挙げた設備維持費用の大きい業種の場合は要注意!

過去に増資経歴ありの企業には要注意!

連続増配株があるように連続増資株もあります。

増資が体系化してしまい、頻繁に増資をする企業も珍しくはありません。人間で言う生活習慣の様なものなのでしょうか。

過去に増資をしている企業は経営手腕のせいなのか経営者の考え方によるものなのかは分かりませんが、確かに多いです!

その企業の業績、または市場の景気が悪くなってきているようなら過去に増資をしているかどうかのチェックを欠かさずにしておくべきですね。

本来なら経営資金の獲得方法として借り入れの選択肢もあるはずですから、過去に2回以上の増資経歴があるような企業はそもそも投資対象としてはオススメできません。

まとめ

ここまで増資企業の特徴を4つ説明してきました。株式投資を始めたばかりの方はあまりイメージが湧かないと思いますが、1度増資を食らうと「あっこれはこのパターンかな?」とイメージが掴めるかもしれません。

もちろん回避できるほうが良いですが、全てを回避することは不可能なので必ず1度は増資を食らうはずです。その増資が今回紹介した4つのどれかに当てはまるかは分かりませんが、私の経験してきた中ではほとんどが当てはまっています。

 

また企業活動は、企業規模、キャッシュの量、成長速度、景気、経営者の考え方、会社の見通しなどすべてを考慮したうえで決定されます。

ですから増資はどれだけ株式市場で経験を積んだ人でも必ず食らいます。全てを把握することなど不可能ですし、経営者がいまこの瞬間に何を考えているかなんて分かりっこないですから。

ただ、先ほどから述べているようにリスクを抑えることはできるはずです!
あれ?なにかおかしいぞ?と匂いをかぎ分けれるようになりたいものですね。

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