高配当株

手取り16万円で年間配当100万円は何年かかるか試算してみた

ゆうたそ
ゆうたそ
こんにちは!手取り16万円のゆうたそです!

私は現在、額面20万円(手取り16万円)で生活しています。この文章を打ちながら虚しくなるほど安い給与です。

しかし同程度の給与で1年間で配当金100万円を目指している人もきっと居るはず‼
配当金だけで100万円は1つの節目ですから私と同じ目標を持つ人の励みに少しでもなれば良いなと思っています。

男性投資家
男性投資家
配当生活っていくら必要なのか分からないよ。
女性投資家
女性投資家
どれだけの利回りで運用すればいいのかな?

このような疑問に答えていきます。

日本株の配当利回りについて

ここでは日本株の配当利回りについて見ていきます。

最近は米国株への投資も流行っていますが、為替要因の影響が強いため今回は日本株を前提として試算します。

ゆうたそ
ゆうたそ
日本株も魅力的な高配当企業が多くなってきているよね!

日本株(東証1部)の平均配当利回り

日本株平均配当利回り推移

日本株平均配当利回り(2000年1月~)の推移です。

  • 最低利回り・・・2000年2月 0.62%
  • 最高利回り・・・2009年3月 3.01%
  • 現在利回り・・・2019年10月 2.36%

2007年までは高くても1%台の平均配当利回り推移していましたが、2007年7月あたりから配当利回りが上昇しています。

2009年3月にはリーマンショックで株安になったこともあり過去最高の3.01%をつけました。

2019年10月末現在の平均配当利回りは2.36%になっています。

日本を代表する高配当株

日本株(東証1部)企業の平均配当利回りは2.36%でした。
日本トップクラスの高配当企業はどれほどの利回りなのかいくつかピックアップしてみましょう。

コード 企業名 配当利回り
2914 日本タバコ産業 6.3%
7201 日産自動車 5.7%
9434 ソフトバンク 5.6%
8053 住友商事 4.8%
8058 三菱商事 4.5%
4502 武田薬品 4.5%
有名な高配当株を抽出して記載しています。配当利回りの上位ランキングではありません。

各社の配当利回りを調べていて驚いたのですが、上記では一番配当利回りが低い、武田薬品(4.5%)で配当利回りランキング114位でした。(11/2日時点Yahoo!ファイナンスより)

もちろんランキングの中には一時的な特別配当・記念配当や株価が暴落しすぎて配当利回りが高くなっただけの銘柄も含まれています。

それでも配当利回り4.5%で114位とは日本企業の株主に対する姿勢が変わってきていることを実感します。

男性投資家
男性投資家
株主に対する姿勢は米国にも劣らない企業が増えてきているよね!連続増配年数はまだまだかなわないけど・・・
ゆうたそ
ゆうたそ
そうだね!連続増配年数は日本トップと米国トップでは2倍の差があるからそこは課題だね。

配当金額を試算

では上記の市場平均利回り、高配当株の利回りを参考にしつつ、年間配当100万円までの道のりを試算していきましょう。

ここで重要となるポイントは2つ。

  1. 毎年いくらずつ積み立てるか
  2. どれだけの利回りで運用するか

 

この2つを決めなければなりません。

まず「①毎年いくらずつ積み立てるか」については私は手取り16万円で生活しているので毎月3万円程度しか株に入金できません。ほとんど特別な支出が無い月で毎月5万円程度です。

おそらく同程度の給与水準の方々であれば同じぐらいの入金力ではないでしょうか。(実家暮らしを除く)

そのため今回は

  • 毎月3万円を入金する
  • 毎月5万円を入金する

 

この2パターンで検討します。

次に配当利回りですが、日本株の平均配当利回りは2.36%でした。しかしここには無配企業も含まれているのでそれなりに配当を出している企業だけで算出するとおそらく配当利回り3%前後(税引き後2.4%)ぐらいにはなるでしょう。

そして高配当株である程度ポートフォリオをかためれば配当利回り4%(税引き後3.2%)も難しくないはずです。

以上をふまえて今回は次の4つを検証します。もちろん試算は税引き後で行います。

  1. 入金3万円 利回り2.4%
  2. 入金3万円 利回り3.2%
  3. 入金5万円 利回り2.4%
  4. 入金5万円 利回り3.2%

 

※入金額は1か月あたりの金額です。試算の際には×12で年間入金額を使用します。
では実際に見ていきましょう。

年間の受け取り配当金が100万円(税引き後)に到達するまで検証していきます。

①毎月入金3万円 利回り2.4%

毎月3万円入金(年間36万円)、配当利回り2.4%で運用

水色の枠でかこっているのが受取配当金です。

毎月3万円入金(年間36万円)かつ配当利回り2.4%で運用すると年間配当100万円達成は・・・

  • 必要期間:57年
  • 入金額:20,520,000円
  • 最終資産:43,299,296円(57年目時点)

 

必要期間はなんと57年!投資資金も2,000万円以上が必要なようです。

ゆうたそ
ゆうたそ
うん、無理だな。

現実的に考えて厳しいようです。次にいきましょう!

②毎月入金3万円 利回り3.2%

先ほどの検証から入金額は変更せず、利回りを上げてみました。(2.4%→3.2%)

毎月3万円入金(年間36万円)、配当利回り3.2%で運用

毎月の入金額3万円(年間36万円)かつ税引き後配当利回り3.2%で運用すると年間配当100万円越えは、

  • 必要期間:43年
  • 入金額:15,480,000円
  • 最終資産:33,374,117円(43年目時点)

 

必要期間は43年、投資資金は1,500万円程度が必要となりました。

先ほどの試算をみるとだいぶマシになった気がしますが、それでも43年なので相当な期間が必要となるようですね。

③毎月入金5万円 利回り2.4%

次は毎月の入金額を5万円(年間で60万円)に上げて利回りは2.4%で試算してみました。

毎月5万円入金(年間60万円)、配当利回り2.4%で運用

毎月5万円(年間60万円)を入金かつ利回り2.4%で運用した場合、年間配当金100万円達成は、

  • 必要期間:42年
  • 入金額:25,200,000円
  • 最終資産:43,716,742円

 

必要期間は42年、投資資金は2,520万円が必要となりました。

毎月3万円入金で利回り2.4%運用と比較すると必要期間は15年減少。必要資金は約500万円増加となっています。

④毎月入金5万円 利回り3.2%

毎月5万円入金(年間60万円)、配当利回り3.2%で運用

続いては毎月5万円(年間60万円)利回りは3.2%の場合です。年間配当金100万円達成は、

  • 必要期間:32年
  • 入金額:19,200,000円
  • 最終資産:33,668,970円

 

必要期間は32年。必要資金は1,920万円となりました。

毎月3万円入金、利回り3.2%で運用した時と比べると
必要期間は11年減少。必要資金は約400万円ほど増加となりました。

ゆうたそ
ゆうたそ
毎月5万円を入金し、利回り3.2%で運用しても32年もかかるのか・・・

試算における脆弱性

まとめに入る前に今回の試算における脆弱性についてお話します。大きく分けて3つあります。

  1. 税制を無視している
  2. 1円も余すことなく運用
  3. タイミングを無視

 

この3つが挙げられます。

①税制を無視している

今回の検証においてはそれぞれ源泉徴率20%としていました。

厳密には20.315%ですが計算を簡略化させるためです。

しかし現実には年間120万円までの非課税枠が5年間にわたって適用されます。

そのためNISA枠で購入できる部分は利回りが上がることになります。(非課税になるため)

もっと言えば年収300万円なら源泉徴収をなしにして総合課税で申告すべきかもしれません。もちろん人によりますが・・・

②1円も余すことなく運用

実際の相場においては例えば20万円の手元資金があったら20万円ちょうど株を購入するわけではありません。

最近は端株投資ができるようになってきているので運用効率は上がっていますが、現物株で1円も余すことなく運用することは不可能です。

③タイミングを無視

毎月3万円や5万円を積み立てて株を購入する検証をしましたが、
購入するタイミングによって権利確定が終わっている場合や中間配当の有無でもパフォーマンスは変わってきます。

1年単位で見ると誤差程度ですが、30年以上の検証においてはある程度の誤差となってしまう可能性があります

 

まとめ

それでは今回の検証をまとめましょう。

入金額 利回り(税引き後) 年数 必要資金
3万円 2.4% 57年 2,052万円
3万円 3.2% 43年 1,548万円
5万円 2.4% 42年 2,520万円
5万円 3.2% 32年 1,920万円
ゆうたそ
ゆうたそ
・・・・
手取り16万円で年間配当100万円なんてできるのか!?

毎月5万円という大金を入金しつづけ、配当利回り4%(税引き後3.2%)での運用を32年続けてやっと達成できます。

不可能ではありませんが、相当厳しい結果となってしまいました。

より利回りの良い企業に投資すれば配当100万円の達成は早くなる可能性もありますが、利回りが高ければ高いほど株価下落リスクも高いことを忘れてはいけません。

毎月定額で積み立てるのではなく、株安と判断した際に大きく投資する手法だと場合によってはさらに早く達成できる可能性もあります。(逆もありますが・・・。)

市場の平均利回りが過去最高となった2009年3月、高配当株で有名なオリックスは100円台で購入することができました。
現在は株価1,700円以上、配当利回りは4%以上の超優良株です。

オリックスの例は適切なタイミングで適切な銘柄に投資することの重要性を物語っています。

こういった市場の急落や暴落を利用することはリスクもありますが、少ない入金力の私たちにはたいへん美味しい機会となります。

何が正しい投資かは分かりませんが1つの手法にとらわれず、徐々に資産を育てて夢の年間配当100万円という大台に乗せてみたいですね(^^)