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伊藤忠エネクス(8133)の配当・業績について分析。6期連続増配だが・・・

伊藤忠エネクスは伊藤忠商事グループのエネルギー商社です。

エネルギー関係を専門に取り扱っており直接消費者とかかわることは少ないのであまり馴染みのない企業かもしれません。

しかし高配当株投資家にとっては人気の銘柄。知らなかったひとはチェックしておくべき企業です。

サイト管理人
サイト管理人
株価は1,000円以下だから初心者も投資しやすい銘柄だよ

配当金について

伊藤忠エネクスは6年連続増配を達成しています。

累進配当(減配していない)で考えると13年連続となります。※記念配当は除く

配当金・配当性向推移

配当金・配当性向推移
2020年3月期は増配せず、前年維持の予想となっています。

現在の株価は918円なので、配当利回りは4.5%!
なかなかの高利回りです。

7年連続増配とならないのは残念ですが配当性向は40%とまずまずの水準になっているので妥当な判断といったところでしょう。

伊藤忠エネクスは配当性向40%を目途にすることを発表しています。

既に配当性向は40%になっているので今後も増配するためには利益を上げ続けるしかありません。

しかしエネルギー専門商社はエネルギー価格の変動で業績に大きく影響を与える為、大幅な増配は見込めないでしょう。

一時的に業績が飛躍することはあるかもしれませんが、それで増配して翌年減配などしていては意味がありませんからね。

増配率推移

年度 増配率
2009
2010
2011
2012
2013
2014 25%
2015 10%
2016 9%
2017 33%
2018 21%
2019 5%
2020
配当に力をある程度入れている企業は業績が良くなるとここぞとばかりに増配してくれます。
高配当株投資家にとっては嬉しいことではありますが、問題は配当性向が頭打ちとなった後、増配を続ける力があるかどうかです。
2014年~2018年にかけてほとんどの年で10%以上の増配をしている実績は魅力的ですが、今後も同程度の増配が続くとは考えない方がよいでしょう。

業績について

配当性向は40%で頭打ちになっていますから、増配を続けるには利益を上げ続けるしかありません。
過去の業績推移を見てその力があるか考察しましょう。

売上高・増収率推移

売上高・増収率推移

大幅な減収となった2016年は原材料価格が荒れた年でしたから多くの商社系企業が大打撃を受けることになりました。

伊藤忠エネクスも例にもれず前年比22%の減収となってしまいました。

女性投資家
女性投資家
商社系はこれがあるから怖いよね!
サイト管理人
サイト管理人
そうなんだ。
このリスクがあるから商社株は割安で放置されてるんだよ。
女性投資家
女性投資家
商社系ってどこも指標では割安だものね~
サイト管理人
サイト管理人
割安株には割安になる理由があるから注意が必要だね!

営業利益・増益率推移

営業利益・増益率推移
女性投資家
女性投資家
あれっ!?
2016年は大幅減収なのに営業利益は25%も増益になってる!!

このグラフでは大幅増益となっているのですが、その理由は2014年、2015年が悪すぎたからです。

売上高に対して採算が全然合っていなかったんですね。

売上高営業利益率で確認

2014年:0.78%

2015年:0.95%

2016年:1.5%

2017年:1.9%

2018年:1.4%

2019年:1.4%

2014年と2016年で営業利益率を比較すると2年間で約2倍も改善されています。

2016年以降も1.5%前後の営業利益率をキープしていることを考えると2014年と2015年が悪すぎたことが分かります。

サイト管理人
サイト管理人
だから大幅減収でも大幅増益という不思議な現象になってしまったんだね!

伊藤忠エネクスの今後

伊藤忠エネクスは原材料価格の影響を大きく受ける企業ですが、以前から少しずつ事業を幅広く展開し、リスクを分散しようとしています。

2012年の利益は以下のセグメントしかありませんでした。

しかし2019年は純利益に占める割合が大きく変化しています。

良い傾向です。原材料価格の影響は軽微になったとは言えませんが、ある程度は価格変動リスクを抑えられています。

ただ、どれも原油が絡んでくる事業内容ではあるのでそういった意味では少し不安な点はありますが、今後も幅広く事業展開してくれることを期待しています。

 

基本情報と株価

基本情報

株価 918円 配当利回り 4.5%
時価総額 1,072億円 優待 なし
上場市場 東1 PER 8.8倍
1株配当 42円 PBR 0.83倍

冒頭でも述べましたが100株の購入なら投資資金は10万円足らずで良いため、初心者にも手が出しやすい銘柄です。

また、PERやPBRだけで見るとやはり割安で放置されているようですね。

指標で見る限りでは割安ですが、割安株かどうかはまた別です。

株価(5年チャート)

SBI証券-国内株式株価チャートより

さすが万年割安株です。
2015年からはほとんどボックス相場となっていますね。

キャピタルゲインは狙えそうにありませんがチャートは安定しているのでインカム投資には適しているのかもしれません。

 

投資判断

配当利回りが4%を超えているのは大変魅力的です。

しかし配当性向が40%に到達している点、業績に成長性が見込まれない点は伊藤忠エネクスの欠点と言えるでしょう。

株価の変動は限定的ですが原材料価格(特に原油価格)の変動次第では株価が大きく下落する可能性もあります。

以上をふまえて株価チャートと照らし合わせると私は830円以下で買いとみていますが、この銘柄に関してはチャートよりも原油価格の動向を精査するほうが良いかもしれませんね!

※投資は自己責任でお願いします。