株主優待

KDDIの配当推移・株主優待。今期も増配で18年連続増配を目指す

KDDIはソフトバンク・NTTドコモと並ぶ日本3大キャリアの1つです。

通信株は軒並み配当利回りが高くなる傾向があり、高配当投資家にとって大変人気の業種でもあります。

さらにKDDIは株主優待も実施しています。

ソフトバンク・NTTは実施していませんので、優待株投資家にも注目されている銘柄でもあるんですね。

配当かつ優待を実施している企業は株価が底堅くなるイメージがあるので、長期で保有を考えるならばぜひとも検討したい銘柄です。

KDDIの株主還元策

KDDIは冒頭にも述べましたが、配当金と株主優待を実施しています。

ソフトバンクやNTTドコモは株主優待を実施していないので、1つの大きな強みとなっていますね。

KDDI・ソフトバンク・NTTドコモ配当利回り比較

配当利回りの計算は以下を前提に行いました。

  1. 2020年3月期予想配当金を使用
  2. 2019/7/21現在の株価で計算
  3. ソフトバンクは子バンクのみで計算

結果は以下のようになりました。

銘柄名 株価 配当金 配当利回り
KDDI 2,896円 110円 3.8%
ソフトバンク 1,438円 85円 5.9%
NTTドコモ 2,641円 120円 4.5%

なんとソフトバンクは配当利回りが5.9%もあるんですね!驚異的な利回りです。

残念ながら配当利回りだけで見るとKDDIは大手3社の中で最も低い結果となっていますが、株主優待を実施していることを忘れてはいけません。

KDDIの株主優待

KDDIは毎年3月末に株主優待を実施しています。

内容は「Wowma!」商品カタログギフトです。

各地域の名産品を選べるようになっており、さらには保有年数が5年以上になると優待ランクがアップするシステムとなっております。

優待内容(5年未満)

保有株数 優待金額 優待利回り(7/21時点)
100株以上 3,000円分 1.0%
1,000株以上 5,000円分 0.17%

 

続いて5年以上保有した場合を見てみましょう。

優待内容(5年以上)

保有株数 優待金額 優待利回り(7/21時点)
100株以上 5,000円分 1.72%
1,000株以上 10,000円分 0.34%

 

100株保有者の場合ですと、優待利回りは

  • 5年未満・・・1.0%
  • 5年以上・・・1.72%

となっています。100株より多く保有しても優待金額は変わらず、1,000株以上保有しても優待利回りは大きく低下してしまうので、配当も優待も狙うなら100株だけ保有が理想ですね。

総合利回りは以下のようになりました。

配当利回り+優待利回り=総合利回り

  • 5年未満保有・・・4.8%
  • 5年以上保有・・・5.52%

総合利回りで考えると利回りの順番は
ソフトバンク>KDDI(5年以上)>KDDI(5年未満)>NTTドコモ

となりました。

5年未満の保有でも利回りが4.8%もあるので、充分すぎるほどの高利回りです。

配当金推移

次にKDDIの配当金推移を見てみましょう。2020年3月期の1株配当は110円なので高配当ですが、増配傾向にあることが重要です。

KDDI2019年3月期決算説明資料より

 

なんと2019年3月期時点で17期連続増配。2020年3月期で18期連続増配の予想を立てています。

あのリーマンショック時でさえ増配しているんですね。

NTTドコモはリーマンショック時は前期の配当を維持するといった形で乗り越えました。

多くの企業が減配する中、これでも充分にすばらしいのですが、KDDIは増配しています!

NTTドコモは上場以来、1度も減配なしの安定高配当銘柄NTTドコモは1998年に上場して以来、2019年現在まで1度も減配したことがありません。約20年も減配歴のない企業です。 NTT...

増配率推移

KDDI増配率推移

増配率は規則性がない様に見えます。連続増配企業は増配率をあまり上下させずに、低い増配率で推移させることが多いです。

しかし、KDDIの場合は連続増配12年目になる2014年は増配率44.4%、翌年の2015年でも30.8%と驚異的な増配率を見せています。

これからどこまで増配が続くのか期待がかかりますね。

配当性向について

配当性向については2019年3月期に発表された新中期経営計画にて配当性向を40%以上で推移させることを宣言しました。

KDDI新中期経営計画2020-2022より

 

逆にこれだけの高配当株で配当性向40%程度しかないのは驚きです。

NTTドコモは2020年3月期の配当性向が68%になっています。

KDDIの最近の配当性向は以下のとおりです。

1株配当 配当性向
2015年 56.6円 33.2%
2016年 70円 35.4%
2017年 85円 38.3%
2018年 90円 38.2%
2019年 105円 40.5%
2020年(予想) 110円 41.7%

2019年3月期からすでに配当性向40%到達してしまっています。

通信株なのでNTTドコモのようにまだ配当性向を引き上げる余地はあるかも知れません。

しかし、KDDIは目先の目標を40%超えとしているので、今後しばらくは配当性向の引き上げを期待できないのではないでしょうか。

そうなると後は業績が頼りになってきます。

KDDIの業績・株価を確認

ここではKDDIの業績と株価を確認していきましょう。

KDDIの営業利益は初の1兆円超え!

KDDI2019年3月期決算説明資料より

KDDIの2019年3月期は初の営業利益1兆円超えを達成しました!

上の図を見ても分かるように業績は堅調に推移しているため、配当金を引き上げることはまだ可能と言えそうです。

さらにKDDIは6年後である2025年3月期のEPSを2019年3月期の1.5倍にする目標を立てています。

KDDI新中期経営計画2020-2023

EPSが1.5倍になるならば配当金も1.5倍になる可能性があります。

さらには配当性向次第でもっと上がることも・・・

そして、上の図には「機動的な自社株買い全ての自己株式を消却」とあります。KDDIはここ数年間、定期的に自社株買いをしており今後も継続してくれることが予想されます。

株価推移10年チャート

ヤフーファイナンス-KDDI株価チャートより
  • 2010年~2015年で株価は3倍
  • 2016年からは横ばいで推移

増配を続け、さらには定期的な自社株買いを行いながらも株価はそれほど上がっていません。通信株は市場に評価されにくい業種なので仕方ありませんね。

株価推移1年チャート(週足)

ヤフーファイナンス-KDDI株価チャートより

この1年間も株価はさえない動きをしています。大きく下げているのは2か所ですね。

  • 2018年10月の市場急落で大きく下落
  • 2019年に入ってからは料金プラン騒動に巻き込まれ下落

しかし2019年5月からは順調に株価を戻してきています。既に2018年10月の市場急落前の水準にまで上昇していますし、高配当・優待株の力強さを感じますね。

まとめ

KDDIは今後も増配を行うことが充分に可能だと私は思っています。

  • 格安SIMへの顧客流出
  • NTTを筆頭に騒がせた料金プランの改定

これらの不安はたしかにありますが、今のところそれほどインパクトのあるような動きにはなっていません。

 

また、配当性向については当面の目標としては40%に設定しているみたいなので配当性向を引き上げることはしないかもしれません。ただし通信株にしては配当性向がまだ低いため上げる余地はあります。

優待も実施しており株主還元が充実している銘柄ですから、中長期の株式投資を考えてる方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

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