株主優待

ライオン(4912)の株主優待・配当金。2,000円分の自社製品が貰える

株主優待も配当も両方貰える銘柄を紹介したい!今回はライオン(4912)の紹介です。

ライオンといえば、クリニカ・NANOX・キレイキレイなどが有名な一般消費財メーカーです。

一般消費財メーカーは景気の変動や社会的な要因の影響を受けにくい特徴を持っています。

例えば消費税が10%になったところで歯を磨くし、洗濯もするし手も洗いますよね?一般消費財メーカーは生活から切り離せない商品を作っているので、安定した業績が強みでもあります。

ライオンの特徴
  1. 優待・配当利回りは高くない
  2. しかし安定性はピカイチ
  3. リスクを抑えて優待・配当を受け取りたい方は検討する価値あり

 

ライオンの株主優待を紹介

優待内容 自社製品
権利確定月 12月
優待到着 3月ごろ
現在の株価 2,107円
※推定優待利回り 0.95%

 

※優待価値は正式に公表されていません。

優待内容

LION-株主優待より

ライオン自社製品を株主優待としていますが、内容は年によって変わります。(上図は2018.12月権利確定分)

LION-株主優待より

このような製品が入っていたようですね。一人暮らしの私には使い勝手の良い嬉しい製品ばかりです!

優待の金額は正式には公表されていませんが、市場は2,000円ほどの優待価値と判断しているようです。

権利確定日・到着日はいつ?

ライオンは12月末(最終営業日)を権利確定日としています。

残念ながら優待が貰えるのは年に1回しかありません。

ただ2016年までは1,000株以上の保有で優待を出していたドケチ企業だったので、そのことを思えば良くなった方ですね。(年2回ほしいけど・・・。)

優待の到着は毎年3月ごろには届いているようです。

優待利回りについて

推定ですが、優待利回りは0.95%と高くはありません。

しかし同じ一般消費財セクターの代表株である花王は株主優待を実施していませんので、一応差別化はできているようです。

花王は増配おばけですが・・・。

花王の配当・業績・株価を分析。30年連続増配企業花王は日本トップの一般消費財メーカーです。 企業の業績は景気に大きく左右されてしまうものですが、一般消費財を手掛ける企業は景気が悪...

 

ライオンの配当金について

ライオン-配当金について

ここ数年は緩やかにではありますが、増配傾向にあるようです。

今期は予想配当21円なので、配当利回りは約1%となっています。(現在株価:2,107円)

配当金の今後について

ライオンの株主・投資家向け情報には次のように記載されていました。

 

当社は、連結収益力の向上により、株主の皆さまへの継続的かつ安定的な利益還元を行うことを経営の最重要課題と考え、配当は連結配当性向30%を目安として継続的かつ安定的に実施

 

前期の配当性向は22.7%でした。今期の配当性向予想は29%となっています。

宣言通りに30%ほどとなっているようですね。

前期から今期にかけて大きく配当性向が上がっていますが、前期の一時的な利益が寄与しているためです。

 

業績・キャッシュフローについて

冒頭で述べましたが、ライオンをはじめとする一般消費財メーカーは安定した業績が強みです。

売上高・増収率推移

安定した業績が強みだと言っていたのに大きく減収している年があるじゃないか‼

 

見た目ではこのような減収となっていますが、ライオンは2017年からIFRS(国際基準)を採用しています。

2016年までは日本基準だったので、収益の認識方法が異なるわけです。

事実、2017年だけ日本基準ならいくらの売上が立つかを発表してくれていたのですが、日本基準の場合は410,484百万円(2017年)となっていました。

つまり、実質的な増収率は▲13.4%のマイナス成長ではなく、3.8%のプラス成長なのです。

 

IFRSに変更した2017年以降もグラフで見ると増収を続けていることが分かるので堅調な売り上げ推移をたどっていると言えるでしょう。

営業利益・増益率推移

  • 2012年から右肩上がりの業績
  • 高い成長率を維持していたが、
  • 今期は減益予想

 

2012年からはずっと増益が続いていましたが、今期は減益の予想となっています。

しかし悲観するような内容ではありません。

減益の理由は前期に特別益(土地・事業売却益など)を41億円計上しているためです。

 

ライオン2018年12月期決算説明資料より

つまり、2018年の特別要因を除いた営業利益は300億円。今期は310億円の営業利益がたつ見込みなので、3.3%の増益とみることができます。

神様の声
神様の声
業績を見る上では一時的な要因なんぞ排除してしまった方が良いのじゃ。

 

フリーCFの推移

フリーCF=営業CF-投資CF

本業で稼いだお金をどれだけ手元に残して自由に使えるかを表す指標です。

厳密には借入金の返済や配当の支払いなどがあるので全て自由に使えるわけではありませんが、フリーCFがプラスであることが大前提です。

ライオンは純利益約250億円に対して、200億円ものフリーCFがあるのでキャッシュのコントロールとしては申し分ありません。

今期の業績予想

ライオン2018年決算説明資料

利益面については大幅減益となっていますが、これは先ほど述べたように前年の特別益が営業利益に含まれているためです。

売上は前期比+3%、特別益を控除した営業利益は前期比+3.3%となるので堅調な業績が見込まれます。

 

基本情報と株価

基本情報

株価 2,107円 1株配当 21円
時価総額 6,302億円 連続増配年数 4年
PER 29.1倍 EPS(予) 72.2円
PBR 3.11倍 優待 あり

 

配当利回りは1%、推定優待利回りは0.95%となっているので、総合利回りは1.95%です。

いくら安定性が抜群な企業といえど、利回り1.95%とライオンの成長性を考えるとPER29.1倍、PBR3.11倍は少し割高になっているように見えます。

しかし裏を返せばそれだけ買われているわけですから人気の強さが分かりますね。

株価情報

5年チャート

SBI証券-株価チャートより

 

1年チャート

SBI証券-株価チャートより

 

投資判断

ライオンのまとめ
  • 毎年約2,000円分の自社商品が貰える
  • 配当金は1株あたり21円
  • 4期連続増配中
  • 業績、財務は堅調
  • だが成長力は乏しい
  • 指標では少し割高

 

ライオンは安定した業績が強みの企業です。

一般消費財をメインに取り扱っているライオンはこの先も安定した業績で推移することが予想されます。

しかし配当性向は目標としている30%に到達しており、増益を続けないと増配は厳しいでしょう。

財務面や業績面で特に問題があるわけではありませんが、PER29倍台で購入するような銘柄ではありません。

個人的には現状だと株価1,800円台で購入しておけばそれほど大きなリスクはないと考えています。(特別要因が発生すれば別です。)

5年チャートで見た株価も上昇トレンドが続いているようですからライオンの強さを伺えますが、少し手が出しづらい株価です。

 

投資の基本は安くなった時に拾う

 

このことを肝に銘じてライオンの購入タイミングを探っていこうと思います。

※投資は自己責任でお願いします。