高配当株

5万円台で買える!三菱UFJリースの配当推移・配当利回り

一般的にリース業界は高配当株が多い特徴があります。

オリックス(8591)や芙蓉総合リース(8424)などが有名ですね。そして三菱UFJリースも6月30日時点で配当利回り4.38の高配当株となっています。

高配当が多いリース株の中で三菱UFJリースは最も株価が安く、購入のハードルが低いのでオススメの1社です!

神様の声
神様の声
同じく高配当リース株の日立キャピタル(8586)は2019年期末配当をゼロ(前期は43円)にしたのじゃ

三菱UFJリースは累進配当企業

三菱UFJリースは高配当株でありながら連続増配株でもあります!

直接的に累進配当を宣言しているわけではありませんが、20年連続配(今期で21年)は事実上の累進配当企業と言っても過言ではないでしょう。

リーマンショック時も増配を続けているので配当金については安心できる企業です。

配当金・配当性向推移

三菱UFJリースー配当金推移
  • 今期で21期連続増配
  • 自己資本比率も順調に右肩上がり
  • 配当性向には懸念あり

唯一の懸念点は配当性向ぐらいでしょう。

配当性向が高くなってきている

配当性向の変化は2011年と比べれば明らかです。

  • 2011年 17.4%
  • 2020年 31.8%(予想)

 

連続増配企業は借入を増やしてまで連続増配にこだわる企業が多いですが、それも長くは続かないので配当性向には注意を払う必要があります。

企業名 配当性向
三菱UFJリース 31.8%
オリックス 30.0%
東京センチュリー 25.1%
芙蓉総合リース 22.1%
興銀リース 20.1%

同じリース株と比較してみましたが、やはり配当性向は高いですね。

30%前半ならそれほど高すぎる印象は持ちませんが、40%近くになるといよいよ増配は厳しくなるのではないでしょうか。

業績情報

売上高・増収率推移

リコーリース売上高・増収率推移

売上高はほとんど上下がありません。

2015年の売上高が極端に悪かったので2016年の増収率が約11%となっていますが、2017年からはほとんど横ばいで推移しています。

三菱UFJリースの投資目的はあくまで配当金なので売上をキープしてくれれば充分です。

当期純利益・増益率推移

三菱UFJリース当期純利益・利益率推移

 

利益についてですが、なんと2019年3月期は過去最高益を達成!

さらに今期も過去最高益を達成する予想を立てています。

三菱UFJリースの配当を思い出してください。

  • 20年以上の連続増配
  • 配当利回り4%超え

これほど配当金が充実ている企業でありながら過去最高益を達成する収益力を持ち合わせているとは・・・

 

神様の声
神様の声
一般的な高配当企業は成長しないことが多いのじゃ

2020年業績予想について

三菱UFJリース-決算説明資料より

 

2020年予想の2019年比較では以下のようになっています。

  • 売上高 +0.1%
  • 営業利益 +8.2%
  • 当期純利益 +1.7%

 

非常に堅調な業績ではあるのですが、注意点が1つ。

同社は為替レート予想を110円として算出していました。

そのため円高に傾けば下方修正をすることが予想されます。最近は海外売上の比重が高くなっており、2019年3月末時点で海外に対する営業資産(リース売上や割賦売上となるもの)を1兆9,000億円も所有しています。
1円の円高になるだけでも相当な打撃を受けることは間違いないでしょう。

 

神様の声
神様の声
対外資産の多い企業は為替レートの影響を受けやすいのじゃ

キャッシュフロー情報

高配当株に投資するならば必ずキャッシュフローはチェックしたいところです。いくら業績が安泰でもキャッシュが無い企業は減配することが目に見えていますから。

キャッシュフロー推移2015年~

これは三菱UFJリースの営業CFと財務CFの推移をグラフ化したものです。

三菱UFJリースは毎年営業CFがマイナス、財務CFがプラスの借入モンスターなのです。

通常なら営業CFがマイナスの段階で投資先からは除外するところです。

しかし三菱UFJリースの場合はちょっとわけありなのです。

なぜ営業CFがマイナスなのか

業績は過去最高益を達成しているが、キャッシュは全然獲得できていない。一般的な企業なら何かしらの問題が起こっているサインでしょう。

しかし、三菱UFJリースの場合は違います。

同社は在庫の増やし過ぎで営業CFがマイナスとなっているのです。2018年から2019年の間だけでも1,600億円ほども在庫を増加させています。

 

  • 2018年賃貸資産 265,962百万円
  • 2019年賃貸資産 425,871百万円

 

リース業の場合、まずは自社で資産を保有しなければなりません。保有資産を貸し付けているのですから当たり前ですよね。

特に今は過去最高益を達成するほどの好調ですから、在庫への投資を加速させているのでしょう。

 

ただし全く問題がないわけでもありません。

景気が悪化すると景気敏感株であるリース株は大打撃を受けることになります。年々膨らんでいる借り入れをどこかで止めなければ、いずれ来るであろう景気悪化に対処できません。

 

神様の声
神様の声
まずは営業CFをプラスにするまで油断はできないのぉ

増配余力はまだあるのか?

結論から言いますと、あります!

営業CFがマイナスかつ借入モンスターでも増配は可能です。しかし増配を続ける条件は以下の2つ。

 

  1. 増益を続けること
  2. 貸付金利が上がらないこと
  3. 配当性向が40%を超えないこと

 

①については当然ですね。営業CFの黒字化の目途が立てられないようであれば増配なんてしている場合じゃありません。

②については基本的にリース業は多くの資産を所有しているので銀行はいくらでもお金を貸してくれます。ですから資金が足りなくなることはまずありません。

ですが、金利が上がってしまえば簡単に借り入れができなくなり、企業規模の縮小かつ減配を行うことが予想されます。

今は借り入れに頼りきった経営をしているので注意が必要です。

 

③の配当性向については配当性向40%が一つの節目だと思っています。

配当性向40%以下ならバランスを見る限り増配は問題ないはずですが、配当性向が上がり続けること自体、好ましいことではありません。

 

三菱UFJリース各種指標

株価 586円
PER 7.45倍
PBR 0.69倍
1株配当 25円
配当
利回り
4.26%
株主優待 なし

 

PER7.45倍、PBR0.69倍と激安になっています。逆を言うとこれほどまでに買われていないことでもあるので注意が必要かもしれません。

 

株価推移5年チャート

ヤフーファイナンスより

 

これは5年間の株価推移を示したチャートです。過去最高益を達成しながらも株価はほとんど横ばいで反応していません。その理由は以下の2つだと私は考えています。

  1. 景気敏感株であるため
  2. キャッシュフローに不安があるため

 

おそらくですが、このまま過去最高益を更新しても株価はそれほど反応しないでしょう。キャピタルゲインも狙うためにはよっぽど良いタイミングで購入する必要がありそうです。

まとめ

三菱UFJリースは20以上連続増配をしている企業です。日本で20年も増配している企業は5社程度しかなく、日本を代表する連続増配企業と言えます。

さらには過去最高益を達成するような好調を保っていますし、お買い得なのかもしれません。

ただし、借り入れモンスターなのでその点には注意する必要があります。リーマンショックを乗り越えた企業が少しばかりのことでは減配しないとは思いますが、可能性はゼロではありません。

 

また、株価の値幅はそれほど大きくありませんし、過去最高益を達成しても株価はほとんど反応していません。安定していると見るか、リターンが無いと見るかは人それぞれですが、チャートを見る限りでは株価700円を超えることは難しいでしょう。

 

以上を踏まえると私は利回り5%になる水準(株価500円)ぐらいで購入したいと思います。三菱UFJリースは借入モンスターかもしれませんが、私は欲張りモンスターなのでインカムもキャピタルも両方狙いにいきます!

それではまた!!