高配当株

【高配当株】5万円台で買える三菱UFJリースはお買い得?

一般的にリース株は業界の特徴として高配当企業が多くなっています。

芙蓉総合リース(8424)やオリックス(8591)など高配当株として名を連ねる企業もリース会社にはいくつかありますね。そして三菱UFJリースも6月30日時点で配当利回り4.26の高配当株となっています。

高配当が多いリース株の中で三菱UFJリースは最も株価が安く、購入のハードルが低いのでオススメの1社でもあります!

神様の声
神様の声
同じく高配当リース株の日立キャピタル(8586)は2019年期末配当をゼロ(前期は43円)にしたのじゃ

三菱UFJリースの配当金

三菱UFJリースは高配当株でありながら連続増配株でもあります!

リーマンショック時も増配を続けているので配当金については安心できる企業です。

配当金推移

三菱UFJリースー配当金推移

 

三菱UFJリースは21年連続増配を目指しているようです。2019年3月期は見事に増配を達成したので今のところは20年連増配となっています。

20年も連続増配をしているのですから立派な配当貴族と呼べるでしょう。

配当性向が高くなってきている

配当性向の変化は2011年と比べれば明らかです。

  • 2011年 17.4%
  • 2020年 31.8%(予想)

30%程度であればまだまだ余裕はありますが、40%ほどになると増配は厳しくなってくることが予想されます。

配当貴族は借入を増やしてまで連続増配にこだわる企業が多いですが、それも長くは続かないので、配当性向には注意を払う必要があります。

オリックス 配当性向:30%
芙蓉総合
リース
配当性向:22.1%
興銀リース 配当性向:20.1%
東京
センチュリー
配当性向:25.1%

参考までに同じ業界の事業を営む企業と比べても少し高めの印象を受けます。

業績情報

業績推移2015年~

三菱UFJリース配当推移

 

まず売上高は2015年からはほとんど動きが無く、安定していることが分かります。緩やかな右肩あがりなので、高配当株としては上等ですね!

そして利益についてですが、なんと2019年3月期は過去最高益を達成しています!

思い出してください。三菱UFJリースの特徴を。

  • 20年以上の連続増配
  • 配当利回り4%超え
  • 配当性向は30%以上

 

以上のような株主還元に力を入れている企業でありながら過去最高益を達成しているのはおどろきです。

神様の声
神様の声
一般的な高配当企業は成長しないことが多いのじゃ

2020年業績予想

三菱UFJリース-決算説明資料より

 

2020年予想の2019年比較では以下のようになっています。

  • 売上高 +0.1%
  • 営業利益 +8.2%
  • 当期純利益 +1.7%

 

非常に堅調な業績ではあるのですが、注意点が1つ。

同社は為替レート予想を110円として算出していました。

そのため円高に傾けば下方修正をすることが予想されます。最近は海外売上の比重が高くなっており、2019年3月末時点で海外に対する営業資産(リース売上や割賦売上となるもの)を1兆9,000億円も所有しています。

1円の円高になるだけでも相当な打撃を受けることは間違いないでしょう。

 

神様の声
神様の声
対外資産の多い企業は為替レートの影響を受けやすいのじゃ

キャッシュフロー情報

高配当株に投資するならば必ずキャッシュフローはチェックしたいところです。いくら業績が安泰でもキャッシュが無い企業はいくらでもあります。

キャッシュフロー推移2015年~

これは三菱UFJリースの営業CFと財務CFの推移をグラフ化したものです。

勘違いしないでくださいね!営業CFが赤色ですから!(笑)

三菱UFJリースは毎年営業CFがマイナス、財務CFがプラスの借入モンスターなのです。

 

普通なら営業CFがマイナスの段階で投資先からは除外するところですが、三菱UFJリースの場合はちょっとわけありなのです。

なぜ営業CFがマイナスなのか

業績としては過去最高益を達成しているが、キャッシュは全然獲得できていない。経営に何かしらの問題が起こっている証拠です。

 

しかし、三菱UFJリースの場合は少し違います。

同社は在庫の増やし過ぎで営業CFがマイナスとなっているのです。2018年から2019年の間だけでも1,600億円ほども在庫を増加させています。

 

  • 2018年賃貸資産 265,962百万円
  • 2019年賃貸資産 425,871百万円

 

リース業の場合、まずは自社で資産を保有しなければなりません。そうなるとどうしてもキャッシュを大量に消費してしまうのです。

特に今は過去最高益を達成するほどの好調っぷりですから、在庫への投資を加速させているのでしょう。

 

ただし全く問題がないわけでもありません。景気が悪化すると景気敏感株であるリース株は大打撃を受けることになります。年々膨らんでいる借り入れをどこかで止めなければ、いずれ来るであろう景気悪化に対処できません。

 

神様の声
神様の声
まずは営業CFをプラスにするまで油断はできないのぉ

増配余力はまだあるのか?

結論から言いますと、あります!

営業CFがマイナスかつ借入モンスターでも増配は可能です。しかし増配を続ける条件は以下の2つ。

 

  1. 業績の成長を続けること
  2. 貸付金利が上がらない事

 

①については当然ですね。営業CFの黒字化の目途が立てられないようであれば増配なんてしている場合じゃありませんから。

 

②についてなのですが、基本的にリース業は多くの資産を所有しているので銀行はいくらでもお金を貸してくれます。ですから資金が足りなくなることはまずありません。

ですが、金利が上がってしまえば簡単に借り入れができなくなり、企業規模の縮小かつ減配を行うことが予想されます。

今は完全に借り入れに頼りきった経営をしているので注意が必要です。

 

三菱UFJリース各種指標

株価 586円
PER 7.45倍
PBR 0.69倍
1株配当 25円
配当
利回り
4.26%
株主優待 なし

 

PER7.45倍、PBR0.69倍と激安になっています。逆を言うとこれほどまでに買われていないことでもあるので注意が必要かもしれません。

 

株価推移5年チャート

ヤフーファイナンスより

 

これは5年間の株価推移を示したチャートです。過去最高益を達成しながらも株価はほとんど横ばいで反応していません。その理由は以下の2つだと私は考えています。

  1. 景気敏感株であるため
  2. キャッシュフローに不安があるため

 

おそらくですが、このまま過去最高益を更新しても株価はそれほど反応しないでしょう。キャピタルゲインも狙うためにはよっぽど良いタイミングで購入する必要がありそうです。

まとめ

三菱UFJリースは20以上連続増配をしている企業です。日本で20年も増配している企業は5社程度しかなく、日本を代表する連続増配企業と言えます。

さらには過去最高益を達成するような好調を保っていますし、お買い得なのかもしれません。

ただし、借り入れモンスターなのでその点には注意する必要があります。リーマンショックを乗り越えた企業が少しばかりのことでは減配しないとは思いますが、可能性はゼロではありません。

 

また、株価の値幅はそれほど大きくありませんし、過去最高益を達成しても株価はほとんど反応していません。安定していると見るか、リターンが無いと見るかは人それぞれですが、チャートを見る限りでは株価700円を超えることは難しいでしょう。

 

以上を踏まえると私は利回り5%になる水準(株価500円)ぐらいで購入したいと思います。三菱UFJリースは借入モンスターかもしれませんが、私は欲張りモンスターなのでインカムもキャピタルも両方狙いにいきます!

それではまた!!

 

 

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