高配当株

NTTドコモは上場以来、1度も減配なしの安定高配当銘柄

NTTドコモは1998年に上場して以来、2019年現在まで1度も減配したことがありません。約20年も減配歴のない企業です。

NTTの上場以降は決して穏やかな市場、景気ではありませんでした。

  • ITバブル
  • リーマンショック
  • 東日本大震災
  • チャイナショック

歴史的な出来事が2019年までに発生してきました。

 

特にリーマンショックは100年に1度と言われるほどの大混乱でしたから、それを減配せずに乗り越えたNTTドコモは多少の業績悪化や景気悪化ぐらいでは減配しないのではないかといった期待と安心感があります。

 

神様の声
神様の声
配当金目当ての投資家にとって減配歴のない企業ほど安心できるものはないのじゃ

 

最近は料金値下げや2年縛り撤廃などでお騒がせしていますが、どこまで減配することなく配当金を出し続けるのか、先が楽しみな企業です。

NTTドコモの配当金推移・増配率は?

NTTドコモは1998年から増配を続けている企業です。

2020年3月期は配当予想は120円、現在の株価は2,641円なので配当利回り4.5%の高配当株になっています。

減配歴が1度もないのに配当利回りが4.5%もあるなんてどれだけ買われていないんだとつっこみたくなる気持ちは分かりますがグッとこらえましょう(笑)

事実上の累進配当企業

累進配当とは・・・
現在の配当金から減配することなく、現状維持もしくは増配を継続的に繰り返す事。

 

通常は投資家を安心させるために企業側から累進配当施策を行っていくことを宣言する場合が多いです。三菱商事が有名ですね。

【8058】暴落相場で買いたい三菱商事を分析してみたこんにちは、ゆうたそです。 高配当株として人気の高い三菱商事。比較的高配当が多い商社株の中でも目立つ存在です。現在の配当利回りは4...

 

ドコモは累進配当をするといった宣言を出しているわけではありませんが、20年も減配していないのですから累進配当企業として認定して良いでしょう。

企業側から累進配当の宣言があると最も嬉しいことですが、何も言わず累進配当を続けるNTTドコモからは職人節を感じます!

 

配当金推移

NTTドコモ配当金・配当性向推移

 

  • リーマンショック時(2008年~2009年)も配当をキープ
  • 2014年からは6年連続増配
  • 配当性向は2017年から急激に上昇
  • 2020年3月期の配当性向は初の60%台へ

 

大きな特徴は上記の通りです。年々緩やかに上昇していた配当性向は2015年に60%手前まで上がったものの、その後3年間は40%台で落ち着いていました。

しかし、2019年は58.6%、2020年予想は68.6%と急激に上昇していることが分かります。

ここ数年は年間10円のペース(2017~2018年は20円)で増配していましたから、さすがに増配を急ぎ過ぎたように見えますね。

とは言っても通信業界は配当性向を高くできる業種ですからNTTドコモもこの程度なら大丈夫だと判断したのでしょう。

 

神様の声
神様の声
アメリカ最大手の電話会社であるAT&Tは配当性向80%や90%になる年もあるのじゃ

 

増配率推移

NTTドコモ増配率推移

 

  • 増配率は7~8%程度で増配していた
  • 2018年からは増配ペースが加速

 

NTTドコモは非常に珍しい増配の形態をとっていることが分かります。注目すべきは以下のポイント。

  • 2013年増配率7.1%
  • 2014年はいったん増配率0%に。
  • 2015年は増配率8.3%に回復

 

通常、増配率をゼロにしてその翌年に8.3%もの増配をすることはまずありえません。1時的に配当金を出すような企業ならあり得ますが、NTTドコモのように累進配当を続けている企業には大変珍しいです。

なぜなら安定株主を獲得するためにも増配率をゼロにするぐらいなら毎年増配にして増配率を3%や4%に抑えた方が良いからです。

今後もこのスタイルは継続される可能性が高いので、いづれ増配が止まってもまた翌年に大きく増配する可能性は充分にあるでしょう。

 

ドコモは自社株買いも魅力的

NTTドコモはほとんど毎年のように継続して自社株買いも実施しています。上記の図は年度ベースなので2019年度は2019年4月~2020年3月にかけて行う自社株買いを意味しています。

  • 2014年度 4,730億円
  • 2015~16年度 4,571億円
  • 2017年度 3,000億円
  • 2018年度 6,000億円
  • 2019年度 3,000億円

 

累進配当を維持しながらもこれほどの自社株買いをしてくれるのは大変魅力的ですね。今後も累進配当かつ自社株買いを継続できるならばぜひとも保有しておきたい銘柄です。

 

業績・財務データ

NTTドコモは料金プラン改定のニュースが出ていました。それほどインパクトのあるものではありませんでしたが、多少なりとも影響はでるようなので確認してみましょう。

今期の業績予想

NTTドコモ2019年3月期決算説明資料より

 

やはり影響はでているようです。市場が心配していたような大げさなものではありませんし、顧客離れが影響ではなく、料金の値下げが影響しているだけなのでこのまま業績が右肩下がりになるようなことは無いでしょう。

ただし、これからいよいよ5Gの活用が本格化してきます。おそらくですが私たちが予想している以上に通信インフラ業界は変化を求められます。その点は充分に注意を払う必要があるはずです。

 

配当金は業績あってのものです。今まで減配しなかったこととこれからの業績は関係ありません。その点を勘違いして闇雲に飛びつくのは危険です。

キャッシュフロー推移

NTTドコモキャッシュフロー推移(2016年~)単位:億円

 

2020年3月期のキャッシュフロー予想も既に出してくれていました。細かいところかもしれませんが、こういった姿勢も好感が持てます。

業績予想と連動して営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローともに低下する予想が立てられていますが、配当や自社株買いを心配するまでには至りません。

 

株価推移

NTTドコモの7/20現在の株価は2,641円となっています。配当利回りは4.5%。

自社株買いも実施する予定なのでそれも考慮すると株主還元は相当なものになるでしょう。

10年チャート

ヤフーファイナンスより

 

2013年の自社株買い、そして2014年からの連続増配の影響なのか株価は右肩上がりとなっています。

2018年末あたりからは少し下落していますね。ここが買いポイントかどうかを見分けるのは非常に難しいところです。

 

1年チャート(週足)

ヤフーファイナンスより

 

直近1年間の株価推移は下落が目立っています。2018年10月、12月の市場急落と2019年に入ってからは料金改定問題がありましたからその時の下げですね。

チャートを見る限りでは2,300円~2,400円程度で底を作っているように見えます。この辺りが目先の買い場となりそうですが、何の材料も無しにここまで下落するとは考えにくいです。

 

まとめ

NTTドコモは高配当かつ自社株買い実施企業です。

安定した業績をキープしつつ、これほどの株主還元をしてくれる企業はそうありません。

高配当株投資を考えているならばぜひとも保有しておきたい銘柄でしょう。しかし、闇雲に高配当株を買い漁るのはオススメできません。

高配当株=買われていない株

です。なぜ買われていないのか、自分なりに納得してから購入することをオススメします。

高配当株は基本的に値下がりリスクが高いです。その点を充分に考慮して購入を検討してください。

 

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