株主優待

ペッパーフードの株主優待や配当は?株価の今後を考える

いきなり!ステーキでおなじみ、ペッパーフードの株価下落が止まりません。

米ナスダックでも上場廃止、さらには日本国内でも業績の悪化が続いています。

一世をふうびしたいきなりステーキですが、今後はどうなるのか少し心配なところがあります。

株価の下落が続いているので多くの優待投資家&逆張り投資家が注目している銘柄の1つでしょう。

ペッパーフードの株主優待

株主優待内容

ペッパーフード-株主優待より

ペッパーフードは同社の運営する店舗で使える食事券や自社商品を株主優待としています。

権利確定月・・・6月、12月

貰える優待・・・株主優待券または自社商品セット

優待内容・・・
①100株~299株:優待券1,000円分(半年)

②300株~1,499株:優待券3,000円分または商品1セット(半年)

③1,500株~2,999株:優待券6,000円分または商品2セット(半年)

④3,000株以上:優待券9,000円分または商品3セット(半年)

※いずれも優待内容は半年ごとのものとなっています。6月と12月で優待内容は変わりません。

優待券と商品セットは両方もらえるわけではありません。どちらかを選択してもらいましょう。

 

ペッパーフードの現在の株価は1,617円。100株保有の場合は年間で2,000円分の優待券なので優待利回りは1.2%となります。

優待利回り

①100株~299株:1.2%

②300株~1,499株:1.2%

③1,500株~2,999株:0.49%

④3,000株以上:0.37%

※それぞれ優待がランクアップする最少株数で計算。

300株以上は優待券か商品セットを選択することができますが、商品価値が不明なため優待券の価値で利回りを計算しています。

優待利回りを重視するなら100株もしくは300株保有が最もお得になるようです。

またペッパーフードの自社商品を選びたい場合は300株以上となっているので商品を選びたいかたは300株保有が良いかもしれません。

優待券はどこで使える?

ペッパーフード事業紹介より

使えるお店

①ペッパーランチ

②炭焼ステーキ・くに

③こだわりとんかつ・かつき亭

④炭焼ハンバーグくに

⑤92’s

⑥東京634バーグ

⑦牛たん仙台なとり

いきなり!ステーキ

ペッパーランチやいきなりステーキは知っていましたが、それ以外の店舗は初めて聞きました。ど田舎に住んでいるので・・・

少なくともいきなりステーキは全国に多くの店舗があるので使い勝手は悪くないはずです。

近くに店舗が無い場合は自社製品を選択できるところが良いですよね!(もちろん店舗が近くにあっても自社製品を選択できます)

株主優待はいつ届く?

 

  • 6月権利優待・・・10月中旬~下旬
  • 12月権利優待・・・5月中旬~下旬

 

いずれも4か月~5か月程度で優待が到着するようです。

飲食系の優待としては若干早い方かもしれません。本当に若干ですが・・・。

 

配当金について

配当金・配当性向推移

配当情報()内は配当性向

2014年 20円(11.5%)

2015年 25円(56.7%)

2016年 20円(34.1%)

2017年 35円(52.9%)

2018年 30円(-)

2019年 30円(41.2%)※予想

(注)2018年は1株当たり純利益がマイナスとなっています。

配当は20円~35円程度で推移しています。まだ5年ほどなのでどのような配当方針を採っているのかは定かではありませんが、何と言っても配当性向がヒドイ!!

2015年には第三者割り当て増資を実施し、一株益が大きく減少。

2018年には米ペッパーの大幅減損で一株益はマイナスに。

急成長企業にはよくあることですが、ここまで配当性向が乱れている企業は珍しいです。

いつ大幅減配となってもおかしくないので注意が必要です。

今期の配当について

今期の配当金は前年に引き続き、1株当たり30円の予想となっています。

現在の株価は、1,617円なので1.8%の配当利回りとなる見込みです。

優待もあって配当利回り1.8%は悪くないかもしれませんが、配当性向は40%を超えています。

業績について

売上高・増収率推移

驚くほどの急成長を遂げています。

2014年から2018年までの4年間で売上高はなんと7.22倍!

増収率でみるとそのすごさが分かります。

増収率の推移

2014→2015年 84.3%

2015→2016年 37.9%

2016→2017年 62.2%

2017→2018年 75.3%

2018→2019年 20.3%

毎年、前年を大きく上回っています。

過去5年間で50%以上の増収が3年間もあるのですから驚きです。

平均増収率(5年間)=56%

たしかにいきなりステーキはメディアやネットで多く取り上げられ、あほみたいに急速なスピードで店舗を増加させてきました。

しかし、私の住んでいるようなど田舎にまでいきなりステーキが参入してきていますから、正直なところ飽和状態を迎えつつある可能性が高いです。

営業利益・増益率推移

急速な売上増に伴い、営業利益も大幅上昇を遂げてきました。

2014年から2018年までの4年間で営業利益はなんと6.68倍!

握っているだけで良い、理想的な黄金株でしたが今期は大幅減益となる予想が立てられています。

前期営業利益:3,863百万円。今期:2,061百万円(▲46.6%)

理由は明白。既存店の悪化です。

月次推移

ペッパーフーズは

  • ペッパーランチ
  • レストラン
  • いきなりステーキ

 

この3つに業態を分けてそれぞれで月次の推移を発表しています。

ここで注目してほしいのは最も店舗数が多く業績への寄与度が高い、いきなりステーキ事業の推移です。

まずは1月~6月の上期推移です。

ペッパーフード月次業績上期より

全店では今も急激に店舗を増加させているため売り上げは増収となっています。

しかし赤枠で囲ったところの既存店売上をみると悲惨のひとこと。

上期合計で前期比75.4%まで落ち込んでしまっています。

この流れは下期に入った今でも続き、9月の月次はなんと前期比66.4%にまで落ち込んでしまいました。

ペッパーフード月次業績下期より

相当危険な月次であることが分かります。

ペッパーフードの株価と投資判断

株価推移

1年チャート

SBI証券株価チャート-ペッパーフードより

3年チャート

SBI証券株価チャート-ペッパーフードより

先ほど見たように業績は今まで急成長を遂げてきていたため、一時期は短期間で数倍が狙える株として注目されていました。3年チャートの2017年に注目するとその凄さが分かります。

しかし、2017年の天井からは減損そして業績の悪化で下降トレンドが続き、最高値から現在は5分の1程度となっています。

投資判断

ペッパーフードの良いところ

  • 総合利回り3%の高還元
  • 優待の使い勝手が良い
  • 万が一使えるお店が近くに無くても自社製品を選択可能
  • 急成長を遂げた実績がある

 

ペッパーフードの悪いところ

  • 配当性向の上下が激しい
  • 業績が悪化しつつある
  • 特に既存店は壊滅的
  • ハイペースで出店しているが、飽和状態になりつつある
  • 株価は下降トレンドで手が出しづらい

ペッパーフードの株主還元自体は悪くありません。好印象を持てます。

しかしそれ以上に業績がひどすぎる。

既存店が壊滅的なので、出店を強引に進めて全店舗でなんとか見栄えを良くしようとはしていますが、限界は近いでしょう。

株仙人
株仙人
実際に今期は大幅減益と見通しが立っておるからのぉ

筆者がペッパーフードを購入するとすればタイミングは以下の3つ。

  1. これでもかと言わんばかりに下落する
  2. 業績が回復基調になる
  3. 投資家が総悲観になる

 

これらのタイミングで投資を検討しようと思っています。

少なくとも私は今、ペッパーフードを購入するつもりは全くありません。

 

②と③については具体的な数値は出せませんが①のこれでもかと言わんばかりに下落するは、私は株価1,000円程度がその水準だと思っています。

今の業績が続くようであれば株価1,000円でも高いかもしれません。

株主還元が下支えとなって株価1,000円まで下落しないかもしれませんが、下落しなければ業績が回復基調になるのを待つか、市場が総悲観になるのを待ちたいと思います。