高配当株

リコーリースの配当と株主優待。24年連続増配は事実上の累進配当企業

リコーリースは名前の通り、リース業を主軸としたビジネスを展開している企業です。

リース業界は景気の影響を受けやすいため、比較的割安な株価で放置される特徴もあります。

リコーリースも典型的なリース業界の割安放置株となっているのですが、リコーリースは連続増配年数23年(2020.3月期で24年)を誇る累進配当企業なのです。

連続増配年数24年は現在日本株2位!
1位は連続増配年数30年の花王です。

花王の配当・業績・株価を分析。30年連続増配企業花王は日本トップの一般消費財メーカーです。 企業の業績は景気に大きく左右されてしまうものですが、一般消費財を手掛ける企業は景気が悪...

しかし、花王は株主優待を実施していませんが、リコーリースは株主優待を実施しています。

花王には無い楽しみがあって良いですね。

リコーリースは累進配当企業

まずはリコーリースの配当金について紹介していきます。

累進配当を宣言しているわけではありませんが24年連続増配となっているので、事実上の累進配当企業と言ってもよいでしょう。

リコーリース配当・配当性向推移

リコーリース2019年3月期決算概要より

※現在株価3,245円

グラフは2010年からの配当金・配当性向の推移を表しています。

  • 2015年から毎年5円以上の増配ペース
  • 2020年3月期も10円の増配
  • 配当性向は上昇しているがまだ低い

2015年~2017年までは毎年5円のペースで増配。2018年からは毎年10円の増配へと加速させています。

2020年3月期の配当予想は1株あたり90円。
現在の株価は3,245円なので、配当利回りは2.77%となります。

リコーリースの増配率推移

続いては増配率の推移を見てみます。

連続増配株を購入するにしても増配率の高い方に投資する方が多くのリターンが見込めますから、必ずチェックしておくべき項目です。

2014年までは毎年5%程度の増配としていたようです。

2015年から毎年5円の増配となり、増配率が10%ほどに上がっていますね。
10円の増配を始めた2018年は前年比16.7%の増配となっています。

その後は10円の増配を続けていますが、配当金の額面が上がっているため、増配率としての割合は下落しています。

今後の増配の可能性は?

リコーリースはまだまだ増配が可能だと私は考えています。

これからも増配できる理由
  1. 配当性向は23%とまだまだ低い(30%までは引き上げる余力がある)
  2. リーマンショックでも増配した強みがある
  3. 安定した業績を保っている(後述)

 

①配当性向は23%とまだまだ低い。30%までは引き上げる余力がある

以下にリース業界の配当性向一覧をまとめてみました。

コード 企業名 配当性向
8593 三菱UFJリース 31.8%
8586 日立キャピタル 31.6%
8591 オリックス 29.1%
8439 東京センチュリー 26.2%
8566 リコーリース 23.4%
8424 芙蓉リース 23.2%
8425 興銀リース 23.0%

リコーリースは低めの配当性向となっていることがわかりますね。

三菱UFJリース・日立キャピタル・オリックスと同程度の配当性向まで引き上げる力はもっていますから、配当性向30%は充分に可能でしょう。

 

②リーマンショックでも増配を続けた強み

リースは企業活動そのものに左右されます。契約会社が規模を縮小すればその分のリース資産は必要なくなるわけですから景気の影響を受けやすいのです。

リコーリースもリーマンショックの影響は受けてしまいましたが、それでも増配を続けた強みがあります。

今後は景気後退が予想されていますが、100年に一度と言われたリーマンショックでも増配しているのですから、多少の景気後退で増配をやめるとは考えられません。

 

③安定した業績を保っているについては後に業績について述べます。

リコーリースの株主優待

リコーリースは連続増配株という一面を持ちながら株主優待実施企業でもあります。

リコーリース-株主優待のご案内より

保有期間が長くなればなるほど優待のランクがアップする仕組みですね!(最大5,000円)

保有期間 優待内容
1年未満 クオカード3,000円分
1年以上 クオカード4,000円分
3年以上 クオカード5,000円分

 

現在の株価である3,245円で優待利回りを計算すると以下のようになります。

さらに配当利回りと優待利回りを合計した総合利回りも計算してみます。

最低利回りが3.69%。3年以上保有となると4.27%にまで総合利回りが上昇します。

冒頭で紹介した花王は連続増配年数30年で日本トップを誇っていますが、配当利回りは1%台です。優待はありません。

それに対して連続増配年数24年のリコーリースは総合利回りが3.69%もあるのですから、お買い得な気はしますね。

 

リコーリースの事業内容と業績

リコーリースの主な事業セグメントは2つです。

  1. リース・割賦事業
  2. 金融サービス事業

セグメントごとの割合について

リコーリース-2019年3月期決算概要より

事業セグメントとしては2つあるのですが図を見てもらうと分かるように、圧倒的にリース・割賦事業が売上高の大半を占めています。割合では以下のようになります。

  • リース・割賦事業・・・97.3%
  • 金融事業・・・2.7%

完全にリース・割賦事業に依存していることが分かります。

オリックスなどと違ってほとんどリース業だけなので事業内容が明瞭であるのは大変素晴らしいことですが、1つの事業に集中しすぎているのでリスクとも捉えることができます。

安定した業績

今後の増配の可能性について述べた際にも少し書きましたが、リコーリースはとても安定した業績を保っているのです。

売上高・増収率推移
  • 2014年から全ての年で増収
  • 増収率は2016年から低下傾向
  • 今期は前年比2.4%の増収予想

増収率は低下しているものの、2014年から全ての年で増収を達成しています。

しばらくは景気が上向きだったので企業の設備投資が活発だったこともありますが、減収が一度もないことは好感が持てます。

次に経常利益と経常利益の増益率を見てみましょう。

経常利益・増益率推移
  • 2018年以外は全ての年で増益
  • 2018年は前年比4.5%マイナスで推移
  • 今期は前年比0.1%の増益予想

2018年は貸し倒れの増加などが影響して減益となってしまいましたが、翌年には5.9%の増益となっています。

収益面だけではなく、利益面でも堅調に推移していることが分かります。

 

同じリース株の三菱UFJリースも20年連続増配中でありながら堅調な業績を保っています。
また、現在は5万円台で購入できる株となっているので初心者でも購入しやすい株なのではないでしょうか。

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リコーリースの基本情報と株価

ここではリコーリースの基本情報・株価の推移を見てみます。

基本情報

株価 3,245円 PER 8.33倍
時価総額 1,013億円 PBR 0.58倍
売上高 3,241億円 配当利回り 2.77%
PSR 0.31倍 優待利回り 0.92%

※優待利回りは1年未満保有を前提に計算。

PSRとは・・・

PSRとは時価総額÷売上高で表される指標です。一般的に20倍以上なら割高、0.5倍以下なら割安と言われています。

株価推移10年チャート

ヤフーファイナンス-リコーリース株価チャートより

チャートを見る限りでは株価4,000円ほどが天井となっていますね。

業績に伴って株価も上昇傾向にありますが、2018年からは下降トレンドに入っているようです。

株価推移1年チャート

ヤフーファイナンス-リコーリース株価チャートより

2018年12月の市場急落で一度3,000円を割り込んでいるようですね。

この数か月は横ばいの安定した動きで推移しています。

しかし10年チャートで見たように長期では下降トレンドに入っているので注意が必要です。(ただの調整かもしれませんが・・・)

 

まとめ

たらればの話となってしまいますが、

  • もし2012年に株価2,000円ほどで100株購入していれば、
  • 2019年3月時点で累計4万円の配当を受け取り、
  • 12万円のキャピタルゲインも得られた

20万円の投資で合計16万円のリターン(7年間の保有)ですから、年平均11.4%の利回りです。

連続増配かつ業績が堅調な企業の魅力はこの点でしょう。

 

また、リコーリースは今期で24年連続増配株でありながら優待も実施しているので、株主還元が充実している企業ですね。

業績も安定しているのでぜひ長期で持ち続けたい銘柄です。

ただし下降トレンドの終わりがまだ見られませんので、タイミングには注意が必要です。

私もタイミングを見計らって購入を検討したいと思います。

 

 

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