高配当株

東京海上HDの株価・配当金推移-安定性と増配率が魅力的な企業

日本を代表する高配当企業と言えばJTが有名ですが、貰える配当金以上に株価が下げ続けているのも事実。

配当生活を目指すうえでは高配当企業に投資するのはもちろんですが、業績が安定した高配当企業に投資したいものです。

どれだけ毎年のキャッシュフローが増えたところで資産価値が目減りしていては意味がありませんから。

東京海上をはじめとする保険業界は業績が安定かつ、高配当企業が多いため高配当株への投資を考えるならば保険業界は外せません。

東京海上は8期連続増配企業

東京海上は8期連続増配企業です。9月21日現在で配当利回りは3.2%の高配当!

増配率も高く、株主還元に力を入れている企業と言えます。

まだまだ増配途中の銘柄なのでこれから利回りがさらに上昇する可能性もあります。

配当金・配当性向推移

2019年3月期は特別配当70円を含んでいるため、普通配当としては180円となっています。

2012年から増配が止まりません。さらに2013年からは毎年10円以上の増配を実施しており、どこまで続くのか楽しみな企業です。

ここで2018年と2020年の予想に注目してほしいのですが、

2018年→2020年で配当金は30円の増配。

しかし配当性向は1.2%しか上がっていない。

30円も増配しているのに配当性向はたったの1.2%上昇。

もしこの予想が実現するなら1株配200円になっても42%ほどの配当性向をキープできることになります。

今後も増配を続けるならば配当性向を上げないことが重要です。

その点、配当性向がほとんど上昇していないことは東京海上の強みと言えます。

 

増配率推移

2013年から毎年10円以上の増配を実施している東京海上の増配率はどのような推移をたどっているのか確認します。

2019年の配当を普通配当のみ(180円)で算出

2019年まで毎年10%以上の増配を繰り返していました。

東京海上の株を持っているだけで毎年貰える配当金が10%ずつ増えていくのですからすごいことです!

2020年3月期は5.6%の増配となっていますが、今期に特別配当を実施した反動でしょうか。

5.6%の増配でも充分にすばらしいのですが、配当性向の上昇率から見ても10%増配はまだまだ可能でしょう。

 

東京海上の業績推移

当期純利益推移

  • 今期は大幅増益(2,745億円→3,250億円)の予想
  • 2009年、2012年は大幅減益だが問題なし

 

2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災のように大きな事件が発生すると保険会社は基本的に減益となりますが仕方の無いことです。

2013年からは好調を保っているようなので問題は無いでしょう。

今期は大幅増益を見込んでいるようなので期待がかかります。

 

2020年3月期第1四半期の業績について

東京海上HD-2020年3月期第1四半期決算説明資料より
  • 保険料収入 前期比+3.7%
  • 純利益   前期比+10.8%
保険料収入は既存の連結子会社のみで比較しています。実際は再保険子会社を売却しているので、0.2%の減収となっています。

収益、利益面ともに順調に推移していることが分かります。

 

東京海上HD-2020年3月期第1四半期決算説明資料より

のれんや異常危険準備金の影響を排除した修正純利益ベースでは前期比11.1%のプラスとなっています。

東京海上の経営計画

東京海上は2020年度(2021年3月期)に向けて中期経営計画を発表しています。

今後の業績や株主還元の見通しなどを総合的に書かれているので確認しましょう。

海外保険中心に路線変更

東京海上日動-新中期経営計画2020より

上の棒グラフから国内の損保(青色)はほとんど横ばいで推移していることが分かります。

収益を押し上げている原因は過去に買収をしてきた海外の保険会社によるものです。

  • Kiln(キルン)2008.3月
  • Philadelphia Consolidated(フィラデルフィア・コンソリデイティッド)2008.12月
  • DEKPHI(デルファイ)2012.5月
  • HCC (HCCインシュランスHD)2015.10月

過去に上記の海外保険会社を買収しています。

  • 2002年
    国内損保が全体の96%の利益
  • 2018年
    国内損保 44%
    国内生保 10%
    海外保険 45%
  • 2021年目標
    国内損保 約35%
    国内生保 約15%
    海外保険 約50%

長らく停滞を続けている国内損保に見切りをつけ、海外保険を収益の中心とするようにポートフォリオを組んでいるようです。

 

マーケットの成長性も先進国の2%に対して新興国は6%もあります。

国内で留まるよりよほど正しい選択と言えるでしょう。

事実上の累進配当を宣言

昨年の資料なので”7期連続増配”を8期に訂正しています。

注目すべきは赤枠で囲ったところです。
「利益成長に応じて配当総額を持続的に高める」
とあります。

累進配当という言葉を直接使用していませんが、8期連続増配も実施していることからこの発言は事実上の累進配当を意味するでしょう。

 

東京海上の株価推移

5年チャート

SBI証券-株価チャートより

2016年7月から右肩上がりで株価が上昇しています。

現在の株価は5,900円となかなか手が出せない株価ですが、配当を貰いながら株価上昇を続ける東京海上は喉から手が出るほど欲しいです。

 

1年チャート

SBI証券-株価チャートより

この1年は株価5,800円を高値に意識した展開が続いていましたが、連日の株高で上抜けしています。

投資判断

東京海上は8期連続増配企業でありながら業績が安定している非常に魅力的な企業です。

高配当企業には業績が悪化傾向にある企業が多く、配当金を受け取っても株価の下落で資産価値が目減りすることがあります。

しかし東京海上は配当金を受け取りつつ、キャピタルゲインが狙える銘柄なので投資を検討する価値ありだと思っています。

 

ただ、現在は株価が高値圏にありますから、まだ買いに向かおうとは思いません。

市場の急落を待ちつつ監視を続けます。

東京海上を買ってみたいけども1銘柄に50万円も投資するのは怖いと思う方は1株から投資ができて配当金も受け取れるSBIネオモバイル証券で購入することをおすすめします。