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【3092】ZOZOを分析してみた

こんにちは!ゆうたそです。

今回はあの有名なZOZOTOWNを運営しているZOZOを分析してみたいと思います。(旧スタートトゥデイ)

基本情報2018/12/29日現在

株価   2,010円    PER 24.3倍

時価総額 626,405百万円   PBR 35.9倍

配当   36円(1株)    

優待   なし

(PER,PBRは2019年3月期四季報予想を基に算出)

 

ZOZOは2018年7月18日に株価4,830円をつけたあと、そこから2018年12月28日の大納会までずるずると下げ続けています。高値をつけた7月18日から約5ヶ月で株価は2,010円になってしまいました。なんと半年足らずで株価は半分以下!!

 

ZOZOのような時価総額の大きい企業の価値が半分になるのはそれだけで非常に珍しいことなんですが、半年もしない内にというのは異例中の異例です。

 

何が恐ろしいって下げ止まる気配が全くないんですね(笑)

5ヶ月も下降トレンドを描きながらも
12月28日の大納会には前日比-11.18%という大きな下落を見せました。本当に怖いです。

 

恐らくこの一連の下落で多くの投資家が色んな意味でますます注目したことと思われます。そんなZOZOを私なりの視点で分析していきますのでご参考にしていただけたらと思います。

 

私は3つの視点で企業分析を行います。成長性、安全性、株主還元です。この3つにそれぞれランクA~ランクEまで振り分けます。(A:すごく良い、B:まあまあ良い、C:普通、D:悪い、Eすごく悪い)そしてそれぞれの視点で見たのち、総合的に見ていきます。

 

まずは企業説明、そして先日の急落の説明から行いたいのですが、もう知ってるという方は各分析のところまでとばして頂いても結構です。

 

 

ZOZOってどんな企業??

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ZOZOは衣料品ネット通販サイトのZOZOTOWNを運営しています。通販サイトですが、自社ブランドの売上による収益ではなく、ほとんどは出店企業からの販売委託手数料から収益を得ています。

 

アウター、インナー、帽子、シューズ、アクセサリーなどなど身につけるものなら何でも売ってるんじゃないかと思うくらい豊富なブランドが出店しており、出店ブランドは現在も増加中です。

 

設立は2004年、上場は2007年です。ここ数年で急激に株価を伸ばしていましたからもっと最近できた企業なのかと思っていたのですが思っていたより前にできていた企業でびっくりですね!

 

2018年1月からZOZOのプライベートブランドの販売を開始したようですが、そちらは残念ながらまだ軌道に乗っていないようです。

 

なぜ大納会で11%も株価が下落したの?

この日の市場は特にこれといった大きな動きはなく日経平均は-0.62%と比較的穏やかな市場でした。前日に市場全体が大きく上げたのでその反動として成長株は比較的売られていましたがZOZOの下げにはほかの理由がありました。

 

それは老舗アパレルブランドのオンワードがZOZOから退店する方向で身を固めたというニュースが流れたからです。オンワードは組曲、自由区、23区などのブランドを出店していました。女性ブランドですが男性の私でも知っているので非常に有名なブランドと言っていいでしょう。

 

しかし、これはあくまで私の見方ですがオンワード退店という材料だけでこれだけ株価は下がらないと思います。いくらオンワードと言えど、ZOZOの時価総額は6千億以上ありましたからその11%となると6百億以上の時価総額を飛ばしていることになります。

 

ZOZOはそこまでオンワードに依存していたわけではありませんのでおそらく市場はこれから先、オンワードのような退店をする企業が増えてくると見越しての下げなのでしょう。

 

ではそれらを踏まえた上でZOZOを分析していきたいと思います。

 

成長性 ランクB

 まずはこちらのデータを見てください。

業績(百万円) 売上高 営業利益
2014年3月 38,580 12,388
2015年3月 41,182 15,084
2016年3月 54,422 17,756
2017年3月 76,393 26,284
2018年3月 98,432 32,669
19年3月(予) 133,000 36,000
20年3月(予) 175,000 45,000

 (会社四季報2019年1月集より引用-(予)は四季報予想)

 

ZOZOはこのデータの通りここ数年で驚異的な成長を遂げています。出店数、取扱い商品数、売上高のすべてが飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びています。特に2015年から2018年にかけては売上高を年率20%ほど伸ばしていますから普通じゃ考えられないほどの成長です。

 

たしかに、年率20%で売上高を伸ばしている企業は上場企業全体で探すと何十社かはあると思うのですが、数百円規模の売上を20%伸ばし、さらにそれを3年も継続できる企業は私の知る限り日本には存在しません。

 

そんなにすごいならなんでランクAにしないんだ?って言われそうなのでその理由を説明しますね。

 

実はそんな急成長を遂げてきたZOZOも成長速度が鈍化傾向にあるようなんです。細かい数字は省きますが、今期の通期予想はほぼ間違いなく下回ります。(2019年3月期第2四半期の段階で四半期純利益-34.1%)おそらくそれを見越して7月からずるずると株価を下げていたのでしょう。

 

ただ、今年までの成長が異常だったので普通の成長株に戻ったという言い方が適しているかもしれません。2019年3月期の会社予想こそ下回るであろうものの、成長株にとって一番重要な売上高は第2四半期までしか発表されていない現時点では前年比25%の増収です。

 

問題は通期予想です。会社の通期予想を下回るというのは必ずなにかしら会社にとって予想外の原因があります。ZOZOは今年の1月からプライベートブランドの販売を開始していますが、あまりうまくいってないみたいです。これが予想外の原因だとしたらまだ良いでしょう。今までのビジネスでも十分に利益はでるでしょうから。

 

でも、もし出店している店舗からの販売委託手数料の収入がもっと見込めるとZOZOが見積もりを立てていたなら、その影響は今期だけでなく来期以降にも響く大きな問題となるかもしれません。

 

しかし、今や通信販売の最大手であるZOZOがそう簡単に崩れるとは思えませんし、今だに売上高を年率20%以上のペースで伸ばしている成長株であることに変わりはないので、成長鈍化の可能性を考慮したうえで、ランクBとしました。

 

安全性 ランクB

ZOZOのような多くのキャッシュを稼いでいる企業でも資金操りのミスで倒産することはありますので油断はできません。

ZOZOはたしかに多くのキャッシュを稼いでいますが、投資を盛んに行う企業でもあるため出ていくキャッシュも非常に多いです。それ以上に稼いでくれてるのでいいですけど(笑)

 

安全性で一番重要なのは営業キャッシュフローがプラスかどうかです。

営業キャッシュフローは本業で稼いだキャッシュがプラスなのか、それとも経費として出ていくキャッシュのほうが多いのかをみるためこれがマイナスの企業ははっきり言ってやばいです。ZOZOは大丈夫でした。

 

すこしだけあれ?っておもったのはこちらです。

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ZOZO2019年3月期第2四半期 IR情報より

これはキャッシュフロー計算書の中の財務キャッシュフロー以降を切り抜いたものです。上の赤い丸で囲ったところは今年の4月から9月の間に借り入れた金額を示しており、下の赤い丸は9月30日時点での現金や現金同等物の残高を表しています。

 

24,000百万円借りているはずなのに手元には19,188百万円しかのこっていないんですよ。 普通に考えたら資金操りは結構まずいです。だって本業でも稼いでいるわけでそれも期末残高の現金及び現金同等物の中に含まれていますから。

 

僕も見た瞬間はなんでこんなにひどいんだ!?っておもいましたけど、よくよく見ると自社株買いしてるんですね。そーいえばそんなIR見た気が・・・

と言うわけで借入額24,000百万円とほぼ同額を自社株買いに当てていました。自社株買いはこれから先絶対にかかる支出というわけではありませんので心配は無用だと思われます。

 

ただ、この先大規模な株主還元を実施できるほど余裕のあるキャッシュではないためランクBとしました。

 

株主還元 ランクD

株主還元の方法は主に3つあります。配当、優待、自社株買いです。

ZOZOは今期は1株あたり36円の配当を予定しています。2018年12月28日現在の株価で利回り1.8%ほどなので良いとは言えませんね。

優待はありませんが自社株買いは大規模なものをしてくれました!

 

しかし、これからの株主還元に期待できるかと言われると私は期待できません。安全性の分析をする際にも言いましたが、そんなにキャッシュに余裕がないんですね。配当を継続できるほどはありますが、大きな増配は期待できませんし、自社株買いはもっと厳しいでしょう。そう考えると株主還元は利回り1.8%の配当のみなのでランクDにしました。

 

ゆうたそおすすめ度 ランクB

それでは総合評価をしたいと思います。成長鈍化が懸念されながらも収益ベースでみると高い成長率を保っています。その収益増加率はなんと25%!

残念ながら利益は前年比割れしてしまいそうですが、成長株にとって一番重要な収益増加率がすばらしいのですぐに利益も回復するかもしれませn。

 

株主還元はおそらく数円の増配が目先の限界でしょう。優待はクーポンなどが出るかもしれませんが微々たるものですし、自社株買いも期待できません。

 

以上を踏まえるとおすすめできる銘柄だと私は判断しました。

今はランクBですが、株価が1,600を下回ると個人的にはランクAです。

※なお、投資は自己責任でお願い致します。

 

 

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